Optos社(英国)製のDaytonaという超広角走査レーザ検眼鏡です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_itEWSaim0hV97vy2FezNfRLln3kdHpbuOQVRusFlyc0WOxJl0RJL5uajpf2jsRvFsKr0RoCvSYDVF6O4WeCSkK9gBWPO9gmgrxsFcfzDO8hP5er18lo6R8V4G7kVxVHlmZWz-6rOPPM/s320/Optos%25E7%25A4%25BE%25E8%25A3%25BDDaytona+%25E6%259C%25AC%25E4%25BD%2593-%25E5%258F%25B3.jpg)
画角200度、眼底の80%以上の領域を無散瞳、非侵襲で撮影できるという、今までにない優れたカメラです。言葉でのご紹介より実際の写真をご覧ください。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjeLoJ4I-yWPmSSfcXnBXWycLfazSFRsnMTQAw3lvzNEjzGapCa1lBw8TCOXLixE5dIDHuQ_BtJ7matj7-3h4BDuYwUcpji8oyH8BaW-6G5p7EsOO_fnhkqPF45zKAhT4o09bgItxNT7Lo/s400/%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A1%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8+200+%2526+45.jpg)
これまでの眼底カメラでは、上の写真中央の黒い丸い線の範囲内くらいしか一枚の写真では取れませんでした。しかし、今回の新しいカメラでは、上に図示したように1枚の写真で眼底の80%以上の領域を網羅できるものすごい機械です!
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgGiSdFjF1kdzMtpv4GUWt0fCI_-6f4hsBu0CJQw0FRy6VyfY6K_xqLTffa26lwReNtSUT7bldppv7sMGmpbWvNqYtji_LNh4qV_d39xub_agRZDETvHWoBah_jws7txrelJ3XQPrWbNNk/s400/%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A1%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E7%2597%2587%25E4%25BE%258B+%25E3%2580%2580Optos_Diagnostic+Atlas.png)
上記は、参考までの合成写真ですが、このような病態を1枚の写真に納めることができ、病態の進展を把握する上でとても役に立ちます。
従来はどうしていたかというと、いろいろな方向で何枚も撮った写真を印刷し、切り取りつなぎ合わせてパノラマ写真として合成していました。それを経験している立場からするとすごい画期的なカメラです。
参考症例
1.網膜剥離
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiqQfPZinnavLVr4N84WFej8SdIkasGpVGCq-CGIIlYS2szO3_cmrXhMhEAgQrNjQ9QxuGcmblKBBcrcTPR65b5Ae2KmQ9H6h8xrQQRYBxLeqbydkkOjHvn2sQ6k6N31p3pVepKHaUkosA/s400/%25E2%2598%2585Retinal+Detachment.jpg)
写真中央から右上に映る緑色がかっている部分がはがれた網膜です。
2.網膜中心静脈閉塞症
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhn-Tz6AxXAbP03SILQQRK_TkcdKDmWsQVg1n0AkSFlDIAS7P9U_tqh1y4DfBzFgIjo7fPnbpHgjGBB2Vk_w9uxz6i-mywPr2a6I7aLtL2Wy5Wo-8NJ0KYKtSyux2z_Q1ClKofnPtZXJd0/s400/CRVO.jpg)
目から心臓に戻る血液の流れ(静脈)が本管で詰まってしまう病気で
眼底に大出血をきたす病気です。
従来のカメラの方が優れている点もあるため、当院では眼の状態に合わせて機械う使い分けて診察を進めていきます。